一般的に「受け口」と呼ばれる状態です。
下顎前突(かがくぜんとつ)は上あごより下あごが大きいことを指します。下あごが大きいのは、遺伝的な影響が強いと考えられていますが、場合によってはあごの大きさの問題だけではなく、前歯のはえる角度の問題で生じることもあります。
幼い頃の舌や唇(くちびる)の癖(上唇を吸い込んだり、舌を出したりする癖)が原因になるケースもあり、この場合は特に永久歯で全て生え揃う時期よりも前に第Ⅰ期治療(第1段階)治療を行うことが有効な場合があります。
前歯できちんとものを噛み切ることができないので、消化不良を起こしてしまう場合があります。また奥歯ばかりでものを噛んでしまうため、奥歯への負担が大きくなり、早期に奥歯を失ってしまうことも心配されます。
主訴 | 受け口が気になる |
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診断名 | AngleⅢ skeltal3 不正咬合 |
年齢 | 20歳7ヶ月 |
使用した主な装置名 | マルチブラケット装置 |
抜歯/非抜歯および抜歯部位 | 抜歯、上顎第一小臼歯 |
治療期間 | 2年8ヶ月 |
費用の目安 | 約90万 |
リスク副作用 | 歯肉退縮、歯根吸収、知覚過敏、虫歯、歯肉炎、う蝕の発現、歯周病の悪化 |