マウスピース型矯正装置

2021/07/13

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の向き・不向きについて

こんにちは姫路はま矯正歯科 院長の濱です。今日はよくある質問で「マウスピース矯正装置(インビザライン)の治療を行いたいのだけれど、向いていないと言われた。何故か?」という内容についてブログを書いてみたいと思います。

1.マウスピース型矯正装置(インビザライン)が向いているケース

 

①ガタガタ(叢生)のみが改善点であるケース

基本的に患者さんの主訴がガタガタである場合はマウスピース型矯正装置(インビザライン)が得意とするケースです。歯列全体の拡大や歯間削合で対応できるので向いているケースと言えるでしょう。

 

②生えている歯の高さが十分にあるケース

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は歯の周りをプラスチックのフィルムで包んで歯の移動を行います。包む面積が少ないと十分に歯の移動は出来ません。歯の高さが十分にある場合は歯の移動が可能です。

 

③骨格的要素が無いケース

骨格的要素(前後差・垂直的高さ・左右のずれ)が標準内であれば十分な治療結果が得られます。骨格的要素はレントゲン撮影を行い矯正医が診断します。

 

2。マウスピース型矯正装置(インビザライン)が向いていないケース

 

①歯が足りないケース

歯周病や虫歯が多く、歯の全体数が足りない場合はマウスピース型矯正装置(インビザライン)が引っかかる歯が足りなくなって移動が十分に行えません。他の矯正治療法を検討することをお勧めします。

 

②生えている歯の高さが短いケース

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は歯の周りをプラスチックのフィルムで包んで歯の移動を行います。包む面積が少ないと十分に歯の移動は出来ません。歯の高さが足りない場合は結果した方向に歯が動かないので別の矯正治療方法をお勧めします。

 

③骨格的要素が強いケース

骨格的要素(前後差・垂直的高さ・左右のずれ)が大きく標準値から外れていればマウスピース型矯正装置は対応することが出来ません。骨格的要素はレントゲン撮影を行い矯正医が診断します。場合によっては手術を併用した矯正治療を行う場合もあります。

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