2017/05/08
ブログを読んでくださっている皆様こんにちは。
姫路はま矯正歯科院長の濱です。
前回までのブログで何故故郷の姫路で開業することになったかを書かせていただきました。今回は、なぜ矯正専門医となったかを書かせていただきたいと思います。
私の出身校では矯正歯科を専門的に勉強するのは大学5,6年生になってからでした。それまでは虫歯の治療や入れ歯の作り方を勉強していたのです。虫歯の治療や歯周病の治療は確かに興味深い内容でした。ボロボロになった歯や歯肉が美しくなっていくスライドを授業中に講師の方から見せてもらうのですが、芸術性を感じてしまうほどでした。
しかし、私の頭の中に常にあった疑問は「このような虫歯や歯周病の状態になる前に、何とか予防できないのだろうか?」という事でした。そのような疑問に答えをだしてくれたのが矯正歯科の授業だったのです。
ガタガタだった歯並びが時間をかけて綺麗に、まっすぐになっていくスライドを見たときは鳥肌がたつような感動でした。まっすぐなガタガタのない歯並びは歯ブラシがしやすいだけではなく、患者さん自身の自分の歯に対する意識も変えることができると気づかされたのです。
「これしかない!」と授業が終わった後に確信しました。
自分が進むべき道は患者さんに綺麗な歯並びだけではなく、生涯にわたって虫歯や歯周病に悩まない口の中の環境を手に入れてもらうこと、そのためにも矯正歯科を勉強していこうと決意した瞬間でした。
しかし、矯正歯科を専門的に勉強しようと思うと大学生の授業時間だけでは全く足りません。それほど矯正歯科とは専門性が高い分野なのです。
少なくとも大学を卒業したあと数年は大学の医局で専門的に勉強をしなくてはいけませんでした。しかも、矯正科は人気のある医局ですので、入局するのにも倍率の高い試験に合格しなくてはいけません。しかし、どうしても矯正歯科を勉強したいという一心で毎日勉強をし、何とか大学の矯正科に入局することができました。その後、矯正科に入局した後は、想像を絶する修練の毎日だったのですが、字数の関係で続きは次回に書かせていただきます。
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